子どもが片付けないイライラから解放されよう
長い長い臨時休校が続いています。
おうちで過ごす時間が増え、片付けない子どもにイライラしていませんか?
わたしは、していますー!
でも、片付けがとっても嫌いな長男に、大きな変化がありました。
お部屋改造に目覚めたようです。
● このページの内容 ●
息子の大きな変化
先日、子どもたちに「ママ部屋見に来て~!」と呼ばれ行ってみると…
部屋の配置換えが行われていました!びっくり!!
自分たちで配置を考えて、収納の中身を全部出して、家具を動かしたそうです。
自分で考えた家具の配置換え
子ども部屋はひと部屋を兄弟2人で使っています。
これまで遊びも勉強もほぼリビング、それゆえ子ども部屋は物を置く・寝るだけの使用でした。
エリア分けせず使っていたのを、家具で仕切って兄弟それぞれのエリアを作っていました。
臨時休校となり長時間家で過ごし、6年生になった長男が自分の居場所や一人の時間が欲しくなったようです。
仕切りにしていた棚(IKEAのKALLAXの2×4マス)は高さがあり、縦に置くと倒れると危ないから横向きにして置こう、とそこだけ提案して変えました。
そしてコミック本は両側から入れて使うということで
あいだに仕切りを作って、押し合いっこしないようにしました。
仕切りは家にあったポリエチレンシート(?)を両面テープで貼りました。
ほんとうは白で目立たないよう作りたかったのですが、手持ちの材料がこれしかなく…。
でも使いやすくなりました。
進化する勉強スペース
居場所ができて嬉しかったのか、弟と一緒だと集中できないからか、長男は自分の部屋で勉強するようになりました。
余っている棚板とファイルボックスを使って
こんな机を生み出していました…笑
良くできていて面白い!(そしてパンダが可愛い)
その後さらに進化し
ひとつは棚に。
毎日ここで宿題をしていて、これはさすがにデスクが必要だなと思い、購入することにしました。
ほんとうは見にいってから買いたかったけど、ただいま緊急事態宣言下。
見に行ける状況ではないので、サイズや値段、見た目をネットで検討して注文しました。
ちなみに商品はKOIZUMIのBEENOシリーズにしました。
サイズが3種類あり、棚など付属品もバリエーション豊富です。
デスクが届くのは6月になるそうですが、先にデスク上の棚だけが届きました。
そしたらこのように、棚板の下に台として使われていました。
改造を楽しんでいるようで面白いなと思います。
愛着のある部屋は、きれいにしたくなる
こうして自分で試行錯誤しながらつくった愛着のある部屋は、きれいにしたいようです。
これまで、なかなか手放すのが難しかった長男ですが、自らたくさん手放していました。
棚に物をおさめたい。
だから、入らない分は手放す。
シンプルであたりまえのことなんですが、小さなころから物を手放すのが苦手な長男が、自らそうしたことに感激しました。
そして長男の部屋は、キレイが保たれています。
その調子でリビングもキレイにして欲しい…!
子どもが片付けないイライラから解放されよう
自分の部屋を自分で考え、整えるようになったのは嬉しいのですが、
「いや、自分の部屋はキレイにできるんやん!リビングもキレイにしてよ…!」
とやっぱりイラっときてしまいます。
なぜ、子どもが片付けないとイライラするのか
そうやって「できるはずなのにやってくれない」からイライラするのですよね。
生まれてすぐの赤ちゃんに、片付けないからとイラっとすることはありません。
片付けができるはず、と期待しているからこそイラっとする。
その期待の伝え方を間違うと、片付けが嫌いになったり、悪いイメージになっちゃいます。
たとえば…
「片付けなさい!」とか「片付けしないと捨てるよ!!」だと、怒られたくないからとどこかに突っ込むだけだったり、『片付け=怒られる、捨てられる』という悪いイメージになり片付けが嫌いになってしまったり…
その結果はきっと、期待した結果ではないと思います。
子どもそれぞれにあった片付け方や声掛けを
片付け嫌いな長男は、こだわりが強く自分が決めたことを自分のペースでやりたい性格。
怒ったり、褒めたりしてもイマイチ響きません。
仕組みを作るために
・きれいにして欲しい理由を伝える
・整理のメリットを伝える
・整理の方法を伝えて一緒にやってみる
・片付けやすい収納方法を一緒に考える
片付けの基本をわかって欲しいので、この4つを根気よくやってきました。
そして、日々やることとして
・毎日夜にはリセットすること
・棚がぐちゃぐちゃになったら、いつ整理するかを決めて実行すること
は約束しています。
それでも、すぐに片付け上手になるわけではありません。
でも今回のように、自分が「キレイにしたい」と思ったときに片付けられるようになることは、子どもが片付け方をわかっているということなので、大事なことです。
これができたら最低限OKではないでしょうか。
次男は、長男とちがい、一緒にやって欲しいタイプです。
「自分で考えて自分で決めてね」ではなかなか進まない。
どんなふうにしたい?こうしたらどうかな?と一緒に考えることで、「こうしようかな」「じゃ、こうやってやるわ!」が出てきます。
また、「片付けしたらゲームやっていいよ!」といったようなご褒美作戦も、ものすごく効果があります。
これは本人が「そう言われるとやる気が出る!」と言ってました。
どんなことにおいても、子どもってそれぞれ、響くことばが違いますよね。
どうせなら、自分の期待をうまく伝えたいです。
イライラしたときの対処法
それはわかっていても、イラっとするときはもちろんあります。
それは、私が片付いた状態を大事に思っているからです。
では、子どもは片付けることを私と同じように大事に思っているでしょうか。
片付いた状態を大事に思っているお子さんもいらっしゃると思います。
でもなかなか片付けないお子さんは、遊ぶこと、宿題をすること、学校やお稽古などで疲れて休憩することの優先順位が高いのではないかなと思います。
親も人間なので、イライラすることもあります。
そんなとき、結果だけを見ずに、背景に目を向けることで、イライラが和らいだり、声の掛け方が変わってきたりします。
結果(=散らかっている状態)だけを見ずに、その結果になった過程(=片付けたつもりだけど乱雑)や考え方(=今は遊びたい、後でやろうと思っていた)、価値観(=片付けの必要性をそれほど感じていない)など、背景に目を向けるのです。
わたしはイラっときたら、「わたしは片付けて欲しいんだな」「子どもは今、何の優先順位が高いんだろう?」と思うようにしています。
そうしたら、「これを元に戻してほしいんだけど、いつならできる?」「それ終わったら元に戻してくれる?」と聞くことができます。
そうして、少しづつ「子どもが片付けないイライラ」から解放されつつあります。
ポイントは
■自分でどうしたいか(ゴール)を決めること
■子どもに合った声掛けや仕組みづくり
■結果だけでなく背景に目を向ける
子どもがすぐに片付け上手になる魔法はありません。
なかなか難しいですが、今回のように嬉しく面白いと思うこともあるので、これからもゆっくりと付き合っていけたらなと思っています。
大阪の整理収納アドバイザー/インテリアコーディネーター、はやしあきでした。
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