【インテリア雑貨の飾り方】3ステップ&3ポイント
棚やテーブルにインテリア雑貨やお花をディスプレイしたいとき、「何をどう飾ればいいかわからない」「飾ってみたけれど、うまく飾れない」とご相談いただくことがあります。
私がディスプレイするときは何をどう選び、どう飾っているかを考えてみました。
わたしの飾り方、3ステップと3つのコツをご紹介します。
ディスプレイの3Step
①飾りたいものからテーマを決める
②つながりのあるものを集める
③目線を考えながら飾る
この中でもいちばんのキモは、
②つながりのあるものを集めるということ!
この3Stepを、こちらのディスプレイを例にして説明してみます。
①飾りたいものから「テーマ」を決める
今年のクリスマス、飾りたいなと思ったのが、赤のタータンチェックのリボンです。
これは正確にはリボンではなくて、布を割いたもの。
去年、お花屋さんでクリスマスシーズンにスワッグを購入したときに紙袋のヒモとしてついてきたんです。
かわいいなと思って、とってあったこれを飾りたい!
ということで、飾りたいものはリボン、テーマは【赤いタータンチェックのクリスマス】に決定です。
テーマは『クリスマス』だけじゃなく、選んだものから『赤』や『タータンチェック』のキーワードを入れるのがポイント!
何もないシーズンは『クリスマス』といったテーマは見つけにくいので、なんならそういったシーズンのキーワードはなくてもいいくらい。
シーズンのキーワードだけだと、②の「つながり」の幅が広すぎて難しくなるんです。
キーワードを出しやすいように飾りたいものを決めてから、テーマを決めるとやりやすくなります。
②「つながり」のあるものを集める
この場合、テーマの『赤』はもちろん、『グリーン』『植物』『ガラス』『実』が「つながり」になっています。
他のどれかとつながりのないものはひとつもありません。
まず、グリーンのリースにリボンを巻き付けて飾ると決めました。
そして、リボンやリースと『色』『素材』『形』につながりのあるものを家じゅうから集めます。
『クリスマス』なのでサンタやろうそくも入れました。
また『タータンチェック』から「伝統的」なイメージが浮かんだので、あまりモダンな印象のものは選ばないようにしました。
集めてみると、赤はタータンチェックとサンタだけでした。
赤をもう少し足したいなと思ったので、赤い実の植物を買い足しました。
赤い花ではなく実なのは、ほかに花の要素がなく、またリースにも植物にも小さな実のようなものがあったからです。
そんな感じで、『色』『素材』『形』とテーマの「つながり」を意識して仲間集めをしていきます。
この時のポイントは、いろんな大きさのものを集めること。
そして、壁の前に飾るときは、壁面に飾るものも用意すること。
そうすると③で「目線」を考えながら飾るとき、バランスがとりやすいんです。
③「目線」を考えながら飾る
②ができていれば、適当に並べてもいい感じになります!
(もちろん並べてみて少なければさらに足してもOK、多すぎたら減らしてもOK。)
そして「視線」を考えるとさらにいい感じに。
背面に壁がある場合と、テーブルなど独立した場合とで視線が違ってきます。
背面に壁がある場合、いちばん目に入るのが目線の高さの壁面です。
壁面にはなにも飾らず、棚に小物だけ並べてみてもやや物足りなく感じがち。
「なんだか物足りないな…」と、棚に置く小物の数を増やしていくと、壁面と棚の上のバランスが悪く、雑多な印象になってしまいます。
ということで壁面のディスプレイは重要!
写真では大きめのリースを使って、壁面を埋めている感じ。
他にも大きめの絵やファブリックパネルなどももちろんいい感じになります。
大きいものがなければ、小さな絵やポストカードを数枚使って(これも「つながり」を意識して)ひとつのまとまりにする、また背の高い枝物を置いてもいい感じになります。
ある程度の面積を埋める感じを意識するといいと思います。
テーブルの上など背面に壁がない場合や、小さなコーナーなどは、どこから見ても「裏」っぽくみえないように視線を意識して飾ります。
壁がある場合は目の高さの壁面を埋める、壁がない場合は「裏」を作らないのがコツです!もうひとつのコツとしては、凹凸をつけて変化を出すこと。
高さも前後にも凹凸をつけるのがコツです!もし、コレクションしているものがあって、同じくらいの大きさのものをいくつか並べるなら、横一列にずらっと規則的に並べるのもいいと思います。
この場合は「コレクション」「規則的」自体がテーマになる感じです。
3Stepを実践!
この3Stepで、別のアイテムでもクリスマスディスプレイをしてみました。
例1はこちら。
①テーマは「かわいいホワイトクリスマス」
②つながりは『フワフワ』『白(というよりアイボリー)』『ボール』
③キャンドルスタンドで高さを出す
起点に考えたのはこちら。
今年(2021年)セリアで購入したものです。
フワフワのホワイトがかわいく、また素材が同じようなものが販売されていたので、これらを飾ってみたい!と思ったのがきっかけです。
どれか1種類だけだと、かわいいと思っても買いませんでした。
同じ色、同じ素材で違う形が3種類あったからこそ、並べるとかわいいなと思ったんです。
ボール状のものはもう少し数が欲しかったけど、もう売り切れでした…。
フワフワ、アイボリー、ボール状というキーワードがつながっています。
どれも「かわいい」要素かなと思います。
白のボール状の飾りを、リースにも花瓶にも使ってつながりを意識したのがポイント。
花瓶も同じく白のボール状でつながっています。
よく見るとサンタの花もボール状。
ちなみにキャンドルスタンドは今年(2021年)買った3coinsのもの。
安っぽくなくてコストパフォーマンスのいい商品だと思います!
続いて例2はこちら。
①テーマは「シックなホワイトクリスマス」
②つながりは『とんがり』『白』『マットなゴールド』
③高さのバリエーションをつける
起点に考えたのは、とんがった白の大小の置き物。
もともととんがったゴールドのキャンドル大小を持っていたので、一緒に飾ったらかわいいかな(なぜなら同じ形でつながりがありつつ色や素材感がちがって変化を出せるから)と去年(2020年)アクタスで購入しました。
そして同じ素材の形違い、おうちの置物もつながりがあるので一緒に購入。
ボール状のオーナメントは「薄い木目」「ゴールド」「白」が塗られているので、すべての要素の色をつなぐ役割をしてくれています。
ボールの丸い形や、枝の曲線が、ファブリックパネルの模様ともつながっています。
壁面はホワイトの枝物だけでは少し物足りない気がしたので、いつも飾っている(そして色褪せ気味の💦)ファブリックパネルも飾ってみました。
まとめ
①飾りたいものから「テーマ」を決める
↓
②「つながり」のあるものを集める
↓
③「目線」を考えながら飾る
①『色』『素材』『形』でつながりを
②壁がある場合、壁面を埋める
③高さにも前後にも凹凸をつける
この中でいちばんのキモは、
『色』『素材』『形』でつながりのあるものを集めること。
自分がいいと思って買ったものは、なにかしら共通点がみつかることが多いんです。
たくさんある場合はすべてをいちどに飾るのではなく、その中からテーマに沿って仲間集めしてみてくださいね。
インテリアのディスプレイを考えるときの参考になると嬉しいです。
大阪のインテリアコーディネーター/整理収納アドバイザーのはやしあきでした。
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