洋服は何枚必要?
クローゼットの整理に悩んでおられるお客さまはたくさんいらっしゃいます。
お洋服が多すぎる!とは思うけれど、1点1点見ていっても簡単には捨てられない。
去年は気に入ってよく着てたし…また着るかもしれないし…。
以前はわたしも同じように悩んでいました。
そんなふうにクローゼットの整理に悩むお客さまから、よくいただくご質問があります。
「洋服って普通何枚くらいなんでしょうか?」
普通は何枚なのか?というのは、とっても難しいご質問です。
答えとして、例えば「普通20枚です」と言われて、なかなか「じゃ20枚にしよう」と簡単には減らせないと思うのです。
だからと言って目安がないと、どんどんお洋服が増えてしまって、溢れてしまい管理できない状態になってしまいます。
● このページの内容 ●
洋服って何枚必要?
何枚必要なのかは、人それぞれだと思います。
なので答えは「何枚あれば満足ですか?」です。
ミニマリストのように減らしたいのか。
いろんなお洋服が着たいけど、クローゼットからは溢れないようにしたいのか。
いずれにしても、ご自身が何枚にすれば満足なのか?を見つけることが大事ではないかなと思います。
でないと、いったん減らしたとしても、リバウンドしてしまうかもしれません。
「満足できる枚数」の考え方
では、満足できる枚数はどのように決めればいいのでしょうか。
その方の「背景」が大事だと思います。
お仕事でスーツが必要。
乳幼児のお子さんがいるなら、ざぶざぶ洗えるお洋服が欲しい。
スポーツをされているなら、ウエアが必要。
などなど。
そんなふうに、どんなシーンでどんなお洋服が必要か?をふまえると考えやすくなります。
私自身が持っている洋服の枚数
私がこの冬よく着ている、シーンごとのお洋服はこちらです。
合計すると
トップスがニット6、フリース1、カットソー1
ボトムスがデニム4、パンツ2、スカート1
これに、アウターが3枚です。
このほか、昨年よく着ていたけど今年は手に取らないな…という2軍のニット、スカートとパンツが各1枚。
それからわたしは部屋着を着たいタイプなので、部屋着が2セットあります。
こうしてみると結構ありますね!
もともとお洋服が好きで、着なくてもなかなか手放せずもっとあふれていたのですが、最近はこれくらいの数をキープしています。
これが、わたしが「お洋服はじゅうぶんある!」と思える枚数です。
多いと思いましたか?少ないと思いましたか?
これを多いと感じるか、少ないと感じるかは、人それぞれなのではないでしょうか。
枚数を決める2つのポイント
「じゅうぶんある」と思えるようになったポイントは
・枚数ではなく、シーンごとのコーディネート数で考えるとうまくいった
・よく履く靴からボトムスの形を決めた
この2点です。
シーンごとに考える
これは、整理収納アドバイザーの先輩から学んだ考え方です。
スカートは〇枚、パンツ〇枚、など数を決めてもいいのですが、ただ単に数を決める方法は私にはしっくりこず「でもこれも欲しいし…」とまた数が増えていってしまいました。
それよりも、シーンごとのコーディネート数で考えるほうが「〇コーデあるから満足!」と納得がいったのです。
いちばん考えやすかったのが、片付け作業に着ていくお洋服。
組み合わせやおしゃれを考えるよりも、制服化するほうがいいなと思い、
・洗濯機で洗えるもの
・シワになりにくいもの
・動きやすいもの
という条件で、洗い替えを考えて上下とも2枚の2パターンだけと決めました。
講師業やおでかけ着は、今のところ月に2~3回しか着ないので、お気に入りの組み合わせが1~2パターンあれば満足。
そのように、着る頻度を考えるとコーディネートの数も決めやすいです。
いちばんコーディネート数を決めにくかったのが、普段着。
平日の仕事の後や、週末の子どもとのおでかけなど、いちばん着る頻度が多いし、とくに制約がないからです。
毎日普段着を着るとしても、3~4のコーディネートがあれば、1週間に3回以上同じ組み合わせ着ることはないな…と目安にしています。
(割と気に入った同じコーディネートをよく着ていますが…)
1ヶ月や1週間を単位にコーディネート数を考えるのも、ひとつの方法です。
現在はトップス5枚(そのうち1枚のカットソーは重ね着に使用)、ボトムス4枚。
気に入ったものがあれば買い足すこともありますし、もう少し少ないこともあります。
そしてもちろん、それぞれのシーンで兼用しても着ていますが、あまり「着回し」にこだわらないほうが考えやすくなりました。
靴からボトムスを考える
出産後スニーカーを履く機会が多かったからか、ここ数年合う靴が少なくなってきました。
先のとがった形やヒールを履くと、足が痛くなってしまうのです。
今よく履いているのは、レザーやハラコのスリッポン。
普段着にも、お片付け作業の時にも履いています。
このスリッポンはヒールがなく、つま先が丸い形だからか、体形がイマイチなわたしがテーパードのパンツとあわせて履くとバランスが悪いんです。
素足が見えている夏はまだいいのですが、特に靴下を履く冬はなんだかおかしい?
それでテーパードの形は買っても出番が少なくなっている…と何度か失敗して気が付きました。
ということで、パンツの形はほぼ、もともと好きだったワイドパンツを選ぶようになりました。
ワイドパンツだと、たまーに履くヒールのブーツでも合うんです。
パンツの形を決めると、トップスも決めやすい
ワイドパンツが基本になると、ワイドパンツに合うようにと、トップスも選びやすくなりました。
ボトムスの形のバリエーションが多いほど、それに合うようにと他のアイテムもいろいろ揃えたくなっていたんだな、と思います。
ボトムスの形を決めることで、いろいろ揃えなくていいので数を絞りやすくなりました。
自分にあった「枚数の決め方」を考える
上記のように、私はシーンごとにコーディネート数の目安を考えるとうまく行きました。
他にはたとえば
・お洋服の枚数を決める
・クローゼットに入るだけの量にすると決める
・枚数の他に「洋服がまだ着れるかどうか」ではなく「自分が着たいかどうか」で決める
という考え方もあります。
私も、好きな靴下については「この仕切りに入るだけはOK」と決めていますし、下着は3セット+予備2セットと枚数を決めています。
そんなふうに、自分はどんな決め方で、何枚にすると納得がいくのか?と考えてみてください。
こちらの記事でお洋服の手放し方もご紹介しています。
お洋服整理の参考になると嬉しいです。
大阪の整理収納アドバイザー、はやしあきでした。
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